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マツリガイド

イベントについて

日本語名とフランス語名

  • 西大寺会陽(はだか祭り)(さいだいじ えよう)
  • フランス語名:Saidaiji Eyo(西大寺のはだか祭り)

歴史・概要

西大寺会陽(さいだいじ えよう)は、岡山県岡山市の西大寺観音院(さいだいじ かんのんいん)で行われる 冬の一大修法です。全国的には「はだか祭り」として知られ、いわゆる 三大奇祭(さんだい きさい)の一つに数えられることも多い、岡山の冬を代表する行事となっています。

由来は、正月の大きな仏教行事である修正会(しゅしょうえ)に結びついています。寺の伝承では、 16世紀初頭、参拝者に配られていたお守り・札があまりに人気となり、群衆が密集しすぎたため、 ついには頭上から投げ入れて授ける形になったことが、現在の「福を奪い合う」発想につながったとされています。 その後、授与品は宝木(しんぎ)へと変化し、これを得た者がを授かるという信仰が地域に根づきました。

「裸」の装いには実用面もあります。激しい押し合いのなかで身動きを取りやすくするため、参加者は (ふんどし)と足袋(たび)という最小限の装いで臨みます。これは同時に 清浄無垢の象徴でもあります。会陽は浄めの作法に支えられた行事でもあり、 開催前に行われる水垢離(みずごり, 冷水での禊)も有名です。


場所と日程

  • 場所西大寺観音院(さいだいじ かんのんいん), 岡山県岡山市東区
  • 日程毎年2月の第3土曜日の夜。最大の見どころは、本堂の 御福窓(ごふくまど)から22:00に行われる宝木投下(とうか)です。

祭りの流れ

西大寺会陽は、街全体が徐々に熱を帯びていく長い“助走”を持つ行事です。参加者は事前に練習や安全面の説明を受け、 一部の人は水垢離(みずごり)などの浄めにも臨みます。夜になると、褌姿の男たちが続々と境内へ入り、 密集しながらも規律を保ち、運営スタッフの誘導のもとで本堂周辺へ集まっていきます。

19時ごろからは太鼓の演奏などで雰囲気が一気に高まり、年によっては 冬の花火が上がって開幕を告げます。その後、群衆は本堂(ほんどう)へ集中し、 御福窓の下で決定的な瞬間を待ちます。

22時、寺から2本の宝木(しんぎ)が闇の中へ投下されます。そこから始まるのが 宝木争奪戦です。極めて肉体的な群衆のうねりの中で、宝木を手にした者は本堂を出て指定エリアへ運び、 祝主(いわいぬし, “福のスポンサー”)へ届けます。成功すると福男(ふくおとこ)として称えられます。

観客にとっても、その迫力は圧倒的です。叫び声、立ちのぼる湯気、息づかい、強い照明、そして生々しい熱狂が渦を巻きます。 境内の周辺も、屋台(やたい)が並び、夜遅くまで人波が続きます。


実用的なアドバイス

写真

迫力ある写真を狙うなら、行列22時前の緊張感が高まる時間帯がおすすめです。 真剣な表情、褌姿の列、ライトの反射、冷気に混じる湯気などが絵になります。押し合いが強い場所には近づかず、 少し斜め・横からの位置で撮ると安全です。レンズは35〜85mm程度が扱いやすく、 連写は有効ですが、機材は衝撃対策をしておきましょう。

天候

2月中旬の岡山は夜に冷え込み、湿度で体感が下がることがあります。重ね着手袋、 帽子、歩きやすい靴を準備しましょう。長時間立っているため、カイロがあるとかなり楽になります。

交通アクセス

基本はJR西大寺駅+徒歩が便利です。当日は寺周辺が大混雑し、交通規制が入ることもあります。 帰りは終電の時間を事前に確認し、ピーク直後に移動するなら余裕を持って行動すると安心です。

訪問のコツ

夕方のうちに到着し、導線や観覧場所を下見しておくのがおすすめです。雰囲気を感じつつ安全に見たい場合は、 境内のや少し後方の位置を選びましょう。放送などでよく聞く表現として 「危ないです」「押さないで」が挙げられます。

持ち物

現金モバイルバッテリーカイロ防風の上着、 口がしっかり閉まる小さめのバッグが便利です。撮影する人は丈夫なストラップを付け、 大きすぎるレンズは避けると動きやすくなります。


情報源・参考リンク

場所

Saidaiji Eyo (Hadaka Matsuri) (西大寺会陽(はだか祭り))

📅 次回開催日:
2026年2月21日土曜日

📍 会場:
Saidaiji Kannon-in(西大寺観音院)
3 Chome-8-8 Saidaijinaka, 岡山市東区 Okayama 704-8116, Japon

今後の予定
  • 21/02/2026
  • 20/02/2027
  • 19/02/2028